カルーセルかずき
所長!出会い系アプリで永遠に出会えないのですが、どうしてですか!?
所長
それはかずきくんに魅力がないか、もしくは相手がサクラか、どちらかでしょうね。
カルーセルかずき
なるほど、これサクラでしたか!納得しました!
所長
ポジティブですね。ところでかずきくんはサクラについてきちんと理解していますか?
カルーセルかずき
目黒川とか有名ですよね。
所長
アスペは放っておいて、今回はサクラについて徹底的に解説します!
こんにちは、所長のてっしーです。
皆さんは、出会い系アプリのサクラについて、このようなことを思ったことはありませんか?
- サクラの見分け方を教えて欲しい!
- サクラのいる出会い系アプリの特徴は?
- サクラの目的は何?中身は誰?
今回はこのような悩みにお答えするために、サクラについての全てをまとめました。
サクラについてよく知らずに出会い系アプリを使っていると、危険な事件に巻き込まれる可能性もあるので、必ず理解を深めておきましょう!
そもそもサクラとは?
出会い系アプリ(出会い系サイト)におけるサクラとは、女性ユーザーになりすまして男性とメールなどのやりとりをする”内部の人間”のことを指します。サクラと言えば多くの場合はこのケースですが、稀に男性を装って女性を惑わすサクラも存在します。
サクラという言葉はそもそもコンサートなどで使われていましたが、”内部の人間が客になりすまして盛り上げる”という意味合いは出会い系でも全く同じです。
また、サクラとごっちゃにされやすい存在として、”キャッシュバッカー”や”他サイトへの誘導業者”などもありますが、厳密にはサクラと異なる存在です。それぞれの違いについては「サクラ以外の悪質な存在とその対策」で詳しく説明します。
サクラの目的は?
サクラの目的は、サービスの運営会社に利益を上げさせることです。
サクラは、ユーザーにメール代金を多く払ってもらうため、女性などになりすましてメールを重ねます。もしくは、会員登録料を支払ってもらうために、ユーザーを呼び込んだりしす。
サクラはこのように、どこかしら有料であったり課金できる仕組みの出会い系アプリに潜んでいます。だから、完全無料の出会い系アプリにサクラは存在しないのです。
とは言っても、完全無料の出会い系というのはかなり稀なので、探すのが難しいです。また、無料の出会い系があったとしても、それはそれで何か裏があったり、サクラ以外の危険な存在が潜む可能性が高いです。
サクラによる被害・危険性って具体的になに?
サクラと関わることによってどんな被害があるのかというと、シンプルに“お金と時間”が無駄になります。サクラを一般人だと思い込んで、出会おうとしてメールする時間、労力、メールの料金などのサービス使用料、が無駄になります。特に料金の部分は出会い系サービスによって膨大な額を請求してくることもあるので注意が必要です。
一方で安心してもらいたいのが、サクラと関わったところで、物理的な傷を負うことがないということです。いくらサクラとやりとりしたところで、人に出会えることはないので、そういう意味で危ない目にあうことはありません。
ただしこれはあくまでサクラだけに注目した時の話です。出会い系には暴力的な危険性が一切ないかというと、そんなことはありません。出会い系サイトには援デリや美人局などのサクラ以外の危険性もあるので、そこには別途注意する必要があります。サクラ以外の危険な存在については「サクラ以外の悪質な存在とその対策」で説明しています。
サクラの歴史
“サクラ“という言葉はそもそもいつからあるのでしょうか。語源には諸説あるのですが、一説として江戸時代に生まれた言葉だとも言われています。江戸時代の芝居小屋で歌舞伎をタダで見る代わりに、掛け声を出して盛り上げる、そういった役割が最初のサクラだったようです。
“サクラ”と呼ばれた理由としては、”桜”の花見のように無料で歌舞伎を見えたこと、そしてその場限りの一瞬の盛り上がりが、桜が咲いて散る様に似ていたからだと言われています。
もともとサクラという言葉はこのような舞台やコンサートで使われていた言葉でした。しかし、2000年代初期になって出会い系サイトが流行ると同時に、中身のない悪質な出会い系も広く出回るようになり、この「サクラ」という言葉も普及しました。
2003年には、こうした悪質な出会い系サイトを取り締まる「出会い系サイト規制法」が施行されたものの、膨大なインターネット上を隈なく取り締まれるわけもなく、サクラ問題は今でも課題の一つ担っています。
サクラ対策はなにをすればいいの?
出会い系のサクラ対策としては、警察の取り締まりに頼るのではなく、サービス利用者一人一人が正しい知識・意識を持つことが大切です。
具体的なサクラ対策としては、まずは①正しい出会い系アプリを使うこと、その上で、②サクラの特徴を理解し怪しい相手は無視すること、が有効です。
それぞれについて、これから解説していきます。
サクラのいる出会い系の特徴
サクラを回避するには、まずサクラのいない出会い系を使うことが大切です。そのためにもサクラがいる出会い系の特徴を理解しておきましょう。
サクラのいる出会い系の特徴は以下の4つです。
- 年齢確認がない
- 口コミが悪い
- 大手じゃない
- 都度課金制
今からそれぞれの理由を解説していきます。
特徴1. 年齢確認がない
年齢確認がない出会い系アプリには、サクラが存在する可能性が高いです。
なぜなら年齢確認を行っていない出会い系サービスは違法性が高いからです。
日本では2003年に「出会い系サイト規制法」というルールが制定しました。この規則は、簡単に言うと、出会い系サイトによって18歳未満の児童が危険に晒されないように守るための法律です。そのルールの一部として、サービス運営側には18歳未満の児童が登録しないように、年齢確認を実施する義務が生じました。
つまり、年齢確認を行っていない出会い系サイトというのは、国のルールを守っていない違法性の高いサイトなのです。そのようなサイトはそもそも詐欺目的だったり、出会い系としての実体がない可能性が高く、サクラが潜んでいることも多いです。
特徴2. 口コミが悪い
掲示板やSNSが普及したおかげで、今ではそれらを通じて誰でも口コミを書けるようになりました。
その中には、出会い系専門の掲示板のようなものもあり、出会い系ユーザーがそれぞれの出会い系の評価を書き込んだりしています。
サクラばかりの出会えないサイトというのは基本的に評価が悪いです。もちろん、悪質な運営が自ら高評価して内部工作していることもありますが、そういったものには必ず低評価もあります。
口コミを全部鵜呑みにするのは良くなりですが、意外と当たっていることが多く、参考してみると良いでしょう。
特徴3. 大手じゃない
サクラのいる出会い系は基本的に大手(有名)ではありません。
サクラがいるということは普通の出会い系と比べて”出会えない傾向”にあるということです。出会えない出会い系を続ける人は少ないですし、口コミで広がるわけもありません。だから、そのような出会い系が有名になることはないのです。
逆にいうと、大手だったり、実績のある出会い系というのは、サクラがいなく、出会える傾向が強いです。
特徴4. 料金システムが都度課金制である
サクラのいる出会い系サイトというのは、都度課金制の料金システムであることが多いです。無料だったり定額制であることはほとんどありません。
なぜならサクラの目的は、カモである一般ユーザーとメールをすることによってサービス使用料を使わせることにあるからです。そもそものサイトの料金システムが定額などであれば、サクラを雇ってメールを行わなくても、放置していればお金が入ってきます。
だから、メールを送るのにいちいち料金が発生するような都度課金制の出会い系サイトはサクラが存在しやすいのです。
サクラの特徴・見分け方
サクラを回避するためには、評判のいい出会い系サイトを使うだけでなく、サクラの特徴をしっかり理解し、回避しようとする意識も大切です。
なぜなら、大手の出会い系であっても、事実上のサクラであるキャッシュバッカーが多く存在しているからです。キャッシュバッカーについては、「キャッシュバッカー」で説明します。
ここではサクラの特徴と見分け方について紹介します。まず、サクラを見分ける方法は大きく2つあります。
- プロフィールでサクラを見分ける
- メールでサクラを見分ける
これらはもちろん、どちらかを使えばいいという話でなく、両方意識することがベストです。2重でサクラをブロックすることで、より確実にサクラを見極めることができます。
そして今からそれぞれの見分け方について、具体的に説明します。
方法1. プロフィールでサクラを見分ける
一般的な女性は、ヤリモクでない男性だったり、自分の好み(年齢・年収・身長など)の男性を求めます。
しかしサクラはそうではなりません。サクラは基本的に、相手を選ばずに多くの男性からメールをもらうことを目的としています。
ここに一般女性とサクラとの違いがあり、結果としてサクラのプロフィールに違和感が生まれます。サクラを見分ける時にはこの部分がキーポイントとなります。
より詳細に言うと、サクラのプロフィールには以下のような特徴が見られます。
- 写真が美人、もしくは露出が多い。
- スリーサイズなど普通書かない情報を載せている。
- 男性のタイプ(身長や年齢など)が誰でも当てはまる。
- 自己紹介の文章が馴れ馴れしかったり顔文字を乱用している。
それでは今からそれぞれについて詳しく説明していきます。
プロフィールの特徴1. 写真が美人、もしくは露出が多い。
サクラは基本的に男性から見て魅力的な人物像を演出してきます。なぜならその方がたくさんの男性からメールをもらえるからです。
特に男性はセックスを目的に女性と出会おうとするので、そのような男性の希望を満たしてくれそうなプロフィールの女性には注意です。例えば、美人だったり、露出の多い写真だったり、アダルトな内容の自己紹介だったりした場合は要注意です。
普通の女性が出会い系のプロフィールでエロをアピールしてくるということは全くありません。うまい話には裏があると考えましょう。
プロフィールの特徴2. スリーサイズなど普通書かない情報を載せている。
サクラのプロフィールには、スリーサイズやカップ数など、普通の女性が載せないような内容が書かれていることが多いです。
サクラはより男性をより惹きつけるために、このようなエロを連想させるような体型の情報を書いているのです。
プロフィールの特徴3. 希望のタイプが誰でもOK(身長、年収、年齢)
出会い系によっては、プロフィールに「お相手に望むこと」というような欄があります。これは本来、出会いたい相手の条件や、好みのタイプなどを書く部分なのですが、サクラは誰でもOK的な書き方をしています。
というのも、サクラにはもともと出会うつもりがないですし、相手を選ぶことなく誰とでもメールしたいからです。
もしも、プロフィールに誰でも当てはまるような条件を書いていた場合は注意しましょう。
プロフィールの特徴4. 自己紹介の文章が馴れ馴れしかったり顔文字を乱用している
プロフィール写真だけでなく、プロフィール文章(自由記入欄)もサクラを見分ける時のキーポントになります。
サクラの文章の特徴としては馴れ馴れしかったり、顔文字を乱用してたり、テンションが高い、などの特徴があります。特に「☆」や「♪」などを使っていた場合は一般人でないと考えて良いでしょう。
サクラはとにかく出会いやすそうな女性を演じていることが多いので、メールしづらそうな硬いプロフィールを書くことはあまりありません。
方法2. メールでサクラを見分ける
サクラを確実に回避するためには、プロフィールで見分けるだけでなくメールで見分けようとすることも大切です。
しかし、メールで見分けると言っても、当たり前ですがメールを送った時点でメール料金がかかってしまいます。だから、少しでも怪しい相手に対しては、そもそもメールを送らないことが重要です。
さて、サクラが送るメールの特徴には以下があります。
- 会話が噛み合わない
- 返信が手抜き
- 返信が早い
- 会話がアダルトな内容
- 他のサイトへ誘導してくる
- デートやLINE交換を先延ばしにする
それぞれについてこれから詳しく説明します。
メールの特徴1. 会話が噛み合わない
サクラとのメールは会話が噛み合わないことが多いです。
なぜかというと、サクラは多くの男性と同時平行でやりとりしていいて、一人一人との会話に重視していないからです。また、そもそも相手が人間ではなく、ロボットであることもあります。(サクラの中身については「誰がサクラをやっている?サクラの正体とは」で説明します。)
だから、メールでの会話のやりとりに違和感を感じた場合は、相手がサクラでないか疑ってみましょう。
メールの特徴2. 返信が手抜き
サクラが送ってくるメールは手抜き感がある場合が多いです。これは、先に説明した通り、サクラが多くの男性を相手にメールをしているからです。
もちろん、メールが手抜きなだけでは、サクラではなく単純に相手が面倒臭がりである可能性も0ではありません。しかし、普通の女性であれば、会話するのが面倒臭いような相手には返信すらしません。なぜなら時間の無駄だからです。
だから、明らかに手抜きな文面の返信が続いた場合には、サクラと考えて早めに損切りすることをオススメします。
メールの特徴3. 返信が早い
サクラの返信は一般人よりも早い傾向があります。なぜなら、サクラは一般人と違って、常にサイトに滞在しているからです。一般人であれば、仕事をしている間などはサイトを開けませんが、サクラはずっとサイトに張り付いています。もちろんサクラの中身が1人の人間がであれば、返信できない時もありますが、サイトによっては交代でサクラを運用していることもあります。だからサクラは返信が早いのです。
またサクラが返信を早くするのは、単純にそちらの方が利益になるからです。返信が早ければ、メールもテンポよく続くので、よりサイトに利益になります。逆に返信が遅ければ、メールを送った側の男性も、諦めてサイトを開かなくなってしまうことがあるでしょう。
このような理由で、サクラの返信は早い傾向があります。
メールの特徴4. 会話がアダルトな内容
サクラのメールはアダルトな内容が含まれていることがよくあります。これは、男性の食いつきをあげるためです。セックス目的で出会い系アプリを利用する男性は多いので、女性がアダルトな内容を見せれば、男性はより出会いたくなってメールを頑張ってしまうのです。
しかし現実に、一般の女性がメールで自らアダルトな内容を送ってくることはほとんどありません。もちろん貞操観念が低い女性も中にはいますが、そういった女性でも男性と会ってから決めます。女性が、まだ会ってもない男性、中身もほとんど分からない男性をその気にさせるような発言をすることはまずないでしょう。
メールの特徴5. 他のサイトへ誘導してくる
サクラによっては、メールで外部サイトへ誘導してこようとする者もいます。外部サイトというのはほとんどの場合が有料の出会い系サイトです。サクラは「続きはこっちでやりとりしよう」などの誘い文句で男性を別のサイトへ誘導し、そこで有料会員登録させたり、ワンクリック詐欺などを行なってお金を巻き上げようとするのです。
この手口は本来、サイトの運営側に関係ない外部の業者が勝手にユーザー登録をして巻き込んでくるパターンが多いですが、サクラがやってくることもあります。その場合というのは、サイト自体がそもそも外部サイトへ誘導するために作られているサイトであったり、サクラが外部サイトを紹介する代わりに、運営側がその紹介料を報酬としてもらっているケースがあります。
いずれにせよ、メールの中でこうした外部サイトのURLなどを貼られた時は、返信せずに無視することを徹底しましょう。
メールの特徴6. デートやLINE交換を先延ばしにする
サクラは当然ながら男性と会おうとしません。だから基本的にデートやLINE交換を誘っても「もう少しメールで仲良くなってからにしたい」などと理由をつけて先延ばしにしてきます。こういった断られ方をした際には、直ちにやりとりを終わらせるようにしましょう。
もちろん、この言い訳だけを見れば「ならば仕方ない、もう少しメールをするか」と考えてしまう人もかもしれません。しかし、一般の女性はこのような断り方をしません。先も言った通り、一般の女性は多くの男性からメールをもらっているため、LINE交換をしたくない男性から誘われれば、断るよりも無視をするのが普通です。だから、先延ばしにするようなメールをもらったら基本的にサクラを疑いましょう。
ただし悪質なサクラの場合には、デートの誘いをOKしておいて当日にバックレる、というパターンもあります。だから、デートの誘いをOKしてもらっても安心してはいけませんし、サクラの疑いがある相手と約束することはオススメできません。
相手がサクラかどうか判別するには、デートを誘うのではなく、LINEなどを誘って確かめた方がいいでしょう。
サクラの手口
サクラを回避するためには、サクラがどのような手口を使ってくるかを理解しておくことが大切です。実際サクラはあの手この手で私たちに返信をさせようとしてきます。その手口はサクラによっても異なりますし、限りはありません。だから、サクラを回避するには、個人個人が警戒心を持って、少しでも怪しい相手を遮断していくことが大切です。
とはいえ、サクラの手口にはいくつか王道パターンがあるのも事実です。以下がサクラが特に使ってくる手口のパターンです。
- エロ・アダルトな誘惑を仕掛けてくる
- 悩みを持ちかけて同情を誘ってくる
- 金銭の譲渡を希望してくる
- 芸能人をなりすましてくる
- 一周回って普通のユーザーを装う
今からをそれぞれについて解説します。
手口1:エロ・アダルトな誘惑を仕掛けてくる
出会い系に登録している多くの男性は、女性といいことをしたいと考えています。それを利用し、サクラは男性にメールでアダルトな誘いを仕掛けてきます。
- 「旦那が単身赴任でずっとできてなくて溜まってるので相手してくれませんか?」
- 「彼氏に振られちゃって、寂しさを埋めてもらえませんか?」
サクラはこのような文面を送ってきます。若干リアリティのある文章で、男性に「もしかして本物かも?」と思わせてくるのです。しかしこのような都合のいい話は現実にはありません。いきなりアダルトな誘いをしてくる女性ユーザーはサクラか業者のどちらかです。
手口2:悩みを持ちかけて同情を誘ってくる
サクラがよく使ってくる手口として、メールで「悩みを持ちかけてくる」パターンがあります。
- 「学校でいじめられていて、自殺を考えています。誰にも話せていないので、相談相手になってもらえませんか?」
- 「ヤバすぎる情報を手に入れてしまいました。自分だけではとても背負いきれないので、話を聞いてもらえませんか?」
このように、悩みを持ちかけて無視できないようにしたり、続きがが気になるようなメールを送ってくるのがサクラです。思わず返信しそうになってしまいますが、無視しましょう。冷静に考えてもこのような悩みを見ず知らずの人に、それも出会い系の中で持ちかけてくるのはおかしな話です。これらは迷惑メールにもよくある手法ですが、サクラも同様に使用してくるので、注意しましょう。
手口3:金銭の譲渡を希望してくる
サクラは金銭でユーザーを誘惑してくることもあります。例えば以下のようなパターンです。
- 「宝くじが当たってしまいました。年齢も年齢ですし、1人ではとても使いきれないので、何割か受け取ってもらえませんか?」
- 「道端で大金が入ったケースを拾ってしまいました。怖くなってきたので、少し受け取ってもらえませんか?」
冷静に考えて、このような虫のいい話はあり得ません。お金が有り余っているという状況もおかしいですし、受け取り相手を出会い系で探すことも違和感しかありません。このようなメールは無視しましょう。
手口4:芸能人をなりすましてくる
サクラがメールで自身が芸能人であることをカミングアウトしてくるケースが稀にあります。
- 「芸能人の〇〇ですが、最近とても疲れています。仕事柄誰にも相談できずに、今はこうして匿名の話し相手を探しています。よかったらお話し聞いてもらえませんか?」
- 「俳優の〇〇です。誰にも相談できないことがあり、このサイトに至りました。よかったら話し相手になってもらえませんか?」
このようなメールを貰ってもほとんどの人が疑うでしょうし、こんなのに騙されるはずがないと思うでしょう。しかし、同時に「もしかすると本人かもしれない・・・」という考えが浮かんでしまうのが人間の性です。サクラはそんな人間の特性につけこんできます。もしもメールの相手が芸能人の名前を出してきたら、それはサクラだと考えましょう。
手口5:一周回って普通のユーザーを装う
今まで紹介したような手口を使ってこないような一般ユーザーのようなサクラというのも存在します。これは、サクラの特徴を知っている人に対しての裏をかいた手法であり、本来のサクラの姿です。
しかしこのやり方は、サクラ側もいちいち自然な文章を打たないといけないため、ある程度スピーディーにメールを書かないと効率が悪い方法です。そのため、サクラが送るメールも、どこか手抜きになったり会話が噛み合わなくなったりと、何かしらボロが出ることが多いです。先ほど説明した「メールでサクラを見分ける」の部分を参考に見分けましょう。
サクラ以外の悪質な存在とその対策
出会い系アプリにおける厄介な存在というのはサクラだけではありません。以下は出会い系におけるサクラ以外の有名な悪質な存在です。
- キャッシュバッカー
- 援デリ
- 美人局
- ぼったくり
- 他サイトへの誘導
- メールアドレス回収業者
これからそれぞれについて説明していきます。
1. キャッシュバッカー
キャッシュバッカー(=CB)とは、出会い系サービスに設けられたキャッシュバックの仕組みを利用してお金稼ぎをする人たちのことです。出会い系によって、女性が男性からのメールに返信すると一定のポイントが付与されます。そのポイントを現金に換金できるのがキャッシュバックシステムです。
一通でいくらポイントがもらえるのか、いくら還元されるのか、という度合いは出会い系によっても異なります。例えばイククルでは、女性が男性からのメールに返信すれば5円分をポイントをゲットできます。つまり1000円稼ぐためには、200通のメールを返信しなければいけないということです。1時間で考えるならば、18秒に一通送らなければなりません。しかも、ただメールを送るだけでなく、会話が続くようにしなければならないので、これで稼ぐのは簡単ではありません。だからキャッシュバッカーのメールというのはある程度雑になったり、会話が噛み合わなくなることがよくあります。判別方法はサクラの見分け方と同じです。
またキャッシュバッカーはお金稼ぎのためだけにメールを行なっており、出会うつもりは全くありません。つまりキャッシュバッカーのやっていることはサクラと同じなのです。
そもそもキャッシュバックシステム自体が、キャッシュバッカーを生み出すためにある制度だといっても過言ではないでしょう。出会い系側は、公にサクラを雇えないから、キャッシュバックの仕組みを作ることで、ユーザーにサクラを演じてもらっているのです。キャッシュバックの仕組みは大手でも多くの出会い系に導入されており、今の出会い系シーンにおける課題だと言えます。
2. 援デリ
援デリとは援交デリヘルの略です。援デリは、援交の形態を装っているデリヘル風俗業者です。この業者は、出会い系サイト内で、援交相手を募集する形で、客を探します。業者のアカウントは女性ユーザーを装っていて、男性ユーザーに積極的にメールを送ります。
ちなみにこのような援交を受けること自体は、相手が18歳未満である場合を除いては違法ではありません。しかし、このようなビジネスを行うことは売春防止法に反するため違法となります。だから、思わぬトラブルに巻き込まれないようにするためにも、違法である援デリには関わらない方がいいでしょう。
また、援デリ業者は男性を惹きつけるために美人の写真などをプロフィールに設定していますが、ほとんどの場合は本人ではありません。そしてメールの文面では「初回だけお金が欲しい」などの言い方をよく使ってきますが、基本的に2度会えることはありません。このように、援デリ業者はやり方自体が悪質であるため、関わること自体全くオススメできません。
援デリは基本的にメールの時点で援交の旨を伝えてくるので、回避することは難しくありません。
3. 美人局
美人局は「つつもたせ」と読みます。美人局というのは、出会い系サイト内で女性が男性を誘惑し、ホテルなどで性行為をしている最中に別の男を乱入させ、難癖つけて金品を脅し取ろうとする手法のことです。
美人局はそのやり方自体が恐喝罪に当てはまるため、もしも遭遇した場合には落ち着いて警察を呼びましょう。ただ、美人局は18歳未満の女性を使ってあえて警察を呼びづらくしてくる場合があります。その場合は、あなたも犯罪者になってしまうため、事前に女性の年齢確認を行なっておくことが対策になります。
4. ぼったくり
出会い系におけるぼったくりは、基本的に女性とお店がグルになって行われます。その手口は、出会い系のメールで女性が男性を誘い、特定のバーなどに連れて来てぼったくりをするというものです。
このような被害を回避するためには、シンプルに女性が指定したお店に行かないようにすることが有効です。女性がお店に強くこだわっているようであれば、ぼったくり目当ての可能性が非常に高いです。
5. 他サイトへの誘導
出会い系内には男性を他サイトへ誘導してこようとする業者が存在します。業者は女性になりすまして男性にメールを送り、「続きのやりとりはこっちで」といった文面とともに外部URLを貼り付けてきます。そのURLを踏むと、多くの場合は有料制の出会い系サイトに飛び、メールをするためにお金がかかったり、もしくはワンクリック詐欺などに及ぶこともあります。
基本的に、出会い系で女性からのメールにURLが貼られていても踏まないようにしましょう。特に早い段階でURLを貼ってくるユーザーがいれば業者に間違いないので無視するようにしましょう。
6. メールアドレス回収業者
出会い系には、メールアドレスの回収を目的とした業者も存在します。この業者は女性になりすまして、指定のアドレスにメールを送るように促して、メールアドレスをゲットします。回収したメールアドレスは、迷惑メール配信業者などにそのまま売られます。
このようなメールアドレスを集めようとする業者も存在するため、基本的にメールを送る場合にしても、捨てアカウントなどを使用した方が安全でしょう。
誰がサクラをやっている?サクラの正体とは
サクラは誰が操作しているのか、気になったことはないでしょうか。実は、サクラの中身は以下の4パターンに分かれているのです。
- 自社スタッフ
- アルバイト
- ロボット
- 一般ユーザー(キャッシュバッカー)
1. 運営スタッフ
一つ目は、出会い系の運営スタッフが自らサクラをやっているパターンです。サイトを立ち上げて間もない時などには、運営自らがサクラを演じることが多々あります。
2. アルバイト
多くのサクラはアルバイトによって操られています。アルバイトは、出会い系サイトの運営がサクラ用に集めた人たちです。サクラは単純作業になるので、運営側としてもバイトにやらせた方が利益になります。
出会い系のサクラのアルバイトは、ブラックな内容だけに公に募集されることは少なく、友達の紹介などで集めらているパターンが多いようです。給料体系はもちろんサイトにもよっても異なりますが、ある場所では時給1,600円と高額だったりもするようです。しかし、サクラを使って利益を上げようとするビジネス自体がブラックであるため、報酬が良かったとしても安易に関わらないことをオススメします。
3. ロボット
人間ではなくロボットがサクラを操作していることがあります。つまりロボットが人間になりすましてメールの自動返信が行なっているということです。
ロボットのメリットは、人件費がかからないということに他なりません。ただし、メールのパフォーマンスとしてはどうしても人間に劣ってしまいます。確かにSiriなどがAI技術は発達してきていますが、それでもまだ不完全です。ロボットが打つ文章には、どうしても違和感があったり、会話が噛み合わなくなることも少なくないので、判別することは難しくないでしょう。
4. 一般ユーザー(キャッシュバッカー)
最後は”一般ユーザー”と書きましたが、要はキャッシュバッカーのことです。キャッシュバッカーは先も説明しましたが、メールすることでお小遣い稼ぎをしようとする人たちのことです。これらのキャッシュバッカーは厳密にはサクラではありませんが、やっていることはサクラと変わりませんので注意しましょう。
サクラ被害にあった時の対処法
ここまでサクラの見分ける方法や事前対策を説明してきましたが、実際にサクラと遭遇したらどう対処すればいいのでしょうか。基本的には、メール相手がサクラかなと思ったらその場でやりとりを中断したり、サイト自体が怪しい場合には退会することがオススメです。
ただ、すでに多額のお金をメール費やしてしまい、このまま引き下がれない、という場合もあるかもしれません。そのような場合には、「国民生活センター」などの相談窓口に連絡してみて下さい。国民生活センターは毎年出会い系による詐欺被害などの連絡を受けている窓口施設なので、大量のノウハウが蓄積されているはずです。相談すれば、的確なアドバイスを貰える可能性が高いです。
もちろん、人によっては「出会い系の詐欺被害なんて恥ずかしい」と感じてしまい、相談することになかなか踏み切れないかもしれません。そもそも、メール相手がサクラであると断定することは難しいので、そういう意味でも躊躇する気持ちはあるでしょう。ですが、怪しいなと思ったらまずは相談するようにしましょう。仮に間違っていたとしても失うものはありません。また実際にサクラ被害にあったとして出会い系サイトを訴訟した人が、裁判に勝った事例もあります。
約5,000万円を費やした60代の男性
出会い系を使用していた60代の男性が、約5,000万円を費やしても女性に出会えなかったとして、運営会社に損害賠償を求めました。男性は、女性とメールをしていて何度か会う約束も取り付けていたものの、直前になってキャンセルされることを繰り返し、サクラではないのかと疑いました。対してサイト側は「実在する女性である」としてこれを否定しました。
しかし、男性とメールしていた女性には、明らかに不自然な行動が見られました。というのも、女性は男性に「メールを10回送って」など伝えて不必要に有料メールをさせてたりしていたのです。またある時は、会うことを断る際の理由として「悪人に追いかけられている」などと違和感のある弁解したりもしていました。
裁判官はこれらを見て、「サイトの会員がこれらの無意味なやり取りを行う合理的な理由はない」として女性がサクラであると判断しました。そしてサイト側には、男性が今まで課金したポイントの賠償が命じられました。
サイト側を訴訟して勝つことは珍しい
このようにサイトを訴訟したユーザーが勝てた例はあるものの、一般的に損害賠償を請求することは難しいと言われています。なぜなら、サイト内のメール相手がサクラであることを立証することが難しいからです。
上記の例では、メール相手の発言に明らかな違和感があったのでサクラだと判断されました。しかし、もしも普通のメールを繰り返していたならば、仮に本当はサクラであっても立証することがが困難です。
だからこそ、サクラの被害を被らないためには、メールで相手をいち早く判断することが一番の対策になります。相手とやりとりをしていても出会える気配がなかったり、違和感を感じたときには、やりとりを中断してそれ以上関わらないようにしましょう。
サクラのいない出会い系サイト
最後に、サクラのいないオススメの出会い系サイトを3つほど紹介します。アプリ選びに迷っている方は、まずはこれらを使ってみると良いでしょう。
PCMAX
PCMAXは会員数1,000万人以上の大手出会い系アプリです。PCMAXはサービス開始が2002年の老舗系アプリであり、長年運営されてきた安定感のあるサービスです。
イククル
イククルもPCMAXと同様に会員数1,000万人を超える老舗系の出会い系アプリです。イククルは知名度が高い割にそこまで競合が多くない穴場のサービスでもあります。またアプリとしてはアダルト色が強く、大人の関係目当ての方には特に向いていると言えます。
その他の出会い系アプリ
もちろん上記以外にもオススメの出会い系アプリは存在します。ここでは割愛しますが、もっと知りたい方は以下のページを参考にしてみてください。
まとめ
今回は出会い系に関わる上では無視できない「サクラ」について徹底的に解説しました。
サクラは厄介な存在ではありますが、その仕組みや特徴をきちんと理解していれば恐れるほどのものではありません。
ぜひサクラについての理解を深め、出会い系アプリ・サイトをより安全に楽しんでください。
カルーセルかずき
サクラについて完全に理解しました!なんか今なら歌とか作れそうです!
所長
プライベートでお願いしますね!